白髪の原因
活性酸素とは
活性酸素を取り除くにはどうするか?
カラーやパーマは白髪ができやすくなるのか?
美容室と市販のカラー剤の違い
市販のカラー剤は頭皮に白髪の原因になる活性酸素が残りやすくなる
活性酸素を取り除く方法
高分子の抗酸化剤は食べても意味がない 外部からの吸収は有効
低分子抗酸化剤は食事で取り入れても有効
白髪用サプリメントは?
白髪予防効果のあるシャンプー
化粧水で白髪予防
まとめ
今回は白髪になう原因について 活性酸素についての説明です
『カラーをすると白髪ができやすくなる?』というウワサから
美容室と市販のカラーの違いについてなど
ただ専門用語など出てきて全部読むととても難しい説明になってしまいますので
太文字や青文字のみお読みすることもススメております
白髪の原因とは
意外ですが、今まで白髪が”発生してしまうメカニズムや仕組み”は解明されていたのですが、
”なぜ白髪ができるのか”という原因までは分かっていなかったのです。
しかし近年、白髪の主な原因は「活性酸素によるもの」ということが実証されました。
活性酸素とは
活性酸素=かならずしも悪者ではないということ
活性酸素というのは人間が酸素を使って代謝を行う上で必ず発生してしまうもの
活性酸素は体の中に入ったウイルスや細菌、カビなどを除去してくれる作用があるので人間の体にとってはなくてはならないものです。
活性酸素が人間の体になければあっという間に病気にかかってしまいます。
しかしこの活性酸素。ウイルスを退治してくれるぐらい毒性の強い物。
必要以上に増えすぎてしまうと人間の体の健康な細胞まで攻撃してしまうのです。
そして活性酸素にはいくつか種類があります。
大きく分けて4種類
スーパーオキシドアニオンラジカル もっとも初期段階の活性酸素
一重項酸素 紫外線によって発生。反応力が強い
過酸化水素 酸化力は強くない。しかし最も毒性の強いヒドロキシラジカルを生みやすい
ヒドロキシラジカル 体の中に入った過酸化水素が、体内の銅や鉄と反応することで発生する。とても毒性が強い
毒性の強さはヒドロキシラジカルがもっとも強力。
ヒドロキシラジカルは呼吸すると必ず発生してしまうもの。ウイルスなどを除去してくれるかわりに体の細胞を傷つけ老化を進めてしまう活性酸素です。
初期段階の活性酸素であるスーパーオキシドアニオンラジカルが紫外線の影響で一重項酸素に変化。これは髪だけでなく腕や顔などに影響力があります。過酸化水素は、ヘアカラーやパーマにも使われる薬です。他の活性酸素に比べて反応が弱いうえに、美容室で使う薬が口に入るということはないので、美容施術の過酸化水素がそのままヒドロキシラジカルになるとは考えにくいですが、徐々に毛根に蓄積されることで白髪の原因になります。
活性酸素を取り除くには
1つは『抗酸化酵素』という、活性酸素を分解する酵素の力を使う方法。
抗酸化酵素の種類は
スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)
カタラーゼ(肝臓の酵素)
そしてもう一つは
『抗酸化物質』を使う方法。
ビタミンE
ビタミンC
カロテノイド
ポリフェノール
これらの酸化するのを防ぐ力を持った物質で防ぐのです。
化粧水によくビタミンCが入っているのは美容効果だけでなく、抗酸化を狙った意味もあるのです
美容室でのカラーやパーマは?
ヘアカラーやパーマは白髪の原因になるのか?
『毛幹細胞(毛包)に蓄積する過酸化水素(活性酸素)が白髪の原因になる』というもの。
すでに実証もされています。
ヘアカラーやパーマでは過酸化水素や臭素酸、ブロム酸という酸化させるための薬を使います。
当店の場合、パーマでは使いませんが、カラーでは使います
つまりカラーをすることで白髪の原因になる
となってしまいます
「それなら将来を見越してカラーするのはやめる」
と考えられますよね。
でもそれは違います。
一つは活性酸素の中でも過酸化水素は影響力が弱い種類
きっかけではあるが、一概にカラーパーマだけが白髪の原因ではないということです
そしてもう一つが美容室と市販のカラー剤の違いです
美容室と市販のカラー剤の違い
市販のカラー剤は注意
市販のヘアカラー剤と美容室で扱うヘアカラー剤は違うものです。
「同じ」と考えている方もいるようですが、薬事法で市販のヘアカラーに入れて良い成分と美容室向けのヘアカラーに入れていい成分に違いがあるので別物です。
素人が扱うのか、プロが扱うのか。それによって許可されている成分が違います
そして成分によって違うのかというより一番大事なことが
過酸化水素を揮発させることができるかできないか。
"揮発"というのは、カラーが終わった後に頭皮や髪の毛に残ってしまう過酸化水素やアルカリ剤の成分を空気中に飛ばすことができるのできないのかです。
市販のカラー剤では、過酸化水素など酸化物質を揮発させる成分を入れることは許可されていません。
つまり髪と頭皮にそのまま残ります。
一方サロン用カラーでは、時間の経過とともに空気中に酸化物質を揮発させても良い様に作られています。
具体的な酸化物質の残り方は数十倍違うと言われています。
つまり市販のヘアカラーと美容室向けのヘアカラーでは活性酸素の残り方も数十倍違う。ということになるのです
まとめ
市販のヘアカラーは見た目は同じように染まるかもしれませんが
市販のは繰り返し使うことで、頭皮に白髪の原因になる活性酸素が残りやすくなる
美容室のカラーはただでさえ活性酸素の中でもただでさえ弱い種類の過酸化水素が
さらに頭皮に残りにくい様にできている ということです
ヘアカラー、パーマを行ったあと、出来るだけ酸化剤を髪と頭皮に残さないようにこころがけることで白髪の原因となる活性酸素を減らすことができます。
活性酸素を取り除く方法
では白髪の原因や髪の毛がヘアカラーやパーマ後に傷んでしまう理由が活性酸素によるもの。と分かったところで
具体的に活性酸素を取り除く方法を紹介させて頂きます。
体にとって、ウイルスや細菌から身を守るために活性酸素は絶対に必要です。
完全になくなってしまうととても病気に弱い体になってしまいます。
しかし余計な活性酸素は体の細胞を傷つけ老化や白髪の原因になってしまいます。
活性酸素を取り除くのに大切なのが、活性酸素を分解してくれる抗酸化剤
酸化にあらがう。とかいて抗酸化です。
抗酸化剤には大きく分けて2種類。
抗酸化酵素
抗酸化物質
です
活性酸素を分解することのできる酵素は
SOD(super oxide dismutase スーパーオキシドディスムターゼ)
カタラーゼ(catalase)
グルタチオン・パーオキシダーゼ(glutathinon peroxidase)
G-6-P-D(glucose-6-phosphate dehydrogenase)
この4種類。
特に重要なのはSOD。それ以外は体内で代用が効くのです。
SOD(super oxide dismutase スーパーオキシドディスムターゼ) 別名:超酸化物不均化酵素
は活性酸素を分解する酵素の1つ。
もともと体内で作ることのできる酵素ですが、一生のうちに体内で作られるSOD酵素の量は決まっているので、年齢と共に体の中から減っていきます。
「じゃSODの入った食べ物を食べればいいんだ!」というのは❌
実は『SODやカタラーゼなど抗酸化のための活性酸素分解酵素を直接食べても意味がない』のです。
高分子の抗酸化剤は食べても意味がない 外部からの吸収は有効
活性酸素を分解するために、酵素の入った食事をする。というのは間違った考えではありません。
先ほど紹介したSODやカタラーゼなど
食品の中には入っているものもありますし専用のサプリメントなども販売されています。
しかしこれら活性酸素の分解酵素は『高分子抗酸化剤』といい。分子の量が大きく、熱に弱いのが特長。
活性酸素分解酵素をそのまま食べても、
熱に弱いので火を通して調理すると壊れてしまい
生で食べても胃酸で酵素が溶けてしまう
さらには分子量が大きいので腸から吸収されない。
というなんとも無駄な努力で終ってしまうのです。
「SOD活性酸素分解酵素を取り入れて体内から活性酸素を除去しよう!」
とルイボスティーや大麦若葉(青汁)、サプリメントなどなどを食べたり飲んだりする人もいますが、
実はこの方法ではSODなどは吸収されません。
酵素とは生き物なので、生きていなければ意味がありませんし、さらに吸収されなければ便となって外に出るだけです。
ただし、SODとしてでなく大麦若葉などにはビタミンB2など、吸収される抗酸化物質も入っているので酵素としては意味がないが抗酸化物質としてなら意味があります。そちらの効果を期待しましょう。
低分子抗酸化剤は食事で取り入れても有効
食べ物で抗酸化物を取り入れるならオススメなのが、低分子の抗酸化剤を摂取すること。
なんだか難しそうな感じがしますが、みなさんが良く聞く栄養素なので安心してください。
低分子は高分子と違い分子の大きさが小さいのが特徴。
さらに低分子の抗酸化剤は体内で作ることができないものもあります。
分子の量が小さいのでちゃんと腸で吸収されます。
特に代表的な低分子の抗酸化剤が
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE
ビタミンB2
ポリフェノール
フラボノイド
カロチン(カロテン)
カテキン
です。
この中でもビタミンCとビタミンEは体内で作り出すことができません。
食べ物などから摂取する必要があります。
これら低分子抗酸化剤を多く含む食事の代表格が、『緑黄色野菜』です。
動物は高分子抗酸化剤を体で作ることができますが、植物は低分子抗酸化剤をたくさん作ることができます。
特に新鮮な野菜には沢山入ってるので意識して食べることで体の中の活性酸素を減らすことができるのです
これらの食べ物や飲み物が低分子の抗酸化物を多く含む食品です。特に野菜などは古くなってしまうと抗酸化の力が弱くなります。できるだけ新鮮なものを摂取することを心掛けるとより多くの抗酸化効果を期待できます。
白髪用サプリメントは?
アンチエイジング(若返り)として様々な活性酸素除去やSEO酵素のサプリメントが開発されています。
人間の体の細胞にはレセプターと呼ばれる栄養を受け取る受容体があり、レセプターは人工物をなかなか受け取らない。という特徴があります。
つまり、人工的に合成された栄養素は吸収されにくく、野菜などから直接取る栄養素は吸収しやすい。のです。
白髪予防効果のあるシャンプー
外からカタラーゼの入ったシャンプーを使って活性酸素を分解
体の外部の活性酸素を分解することで白髪が増えるのを予防する方法
それはカタラーゼの入ったシャンプーを使う
SODやカタラーゼは高分子の抗酸化物質です。
高分子の抗酸化物は食事で体内に取り入れようと思っても、胃液で阻まれ腸で吸収されません。といいましたが
しかし、体の外で使うのであればそのまま効果を発揮します。
特にシャンプーは毎日使うものですし、頭皮に付けても問題のないものです。
SODの入ったシャンプーもあるにはあるのですが、研究所の人曰く空気中の反応ではカタラーゼの方が良く反応するようです。
こちらのシャンプートリートメントセットは比較的リーズナブルでオススメ。トリートメントの中にもカタラーゼが入っているので頭皮マッサージも効果的。
そして、よりオススメなのが高濃度のカタラーゼをそのまま自分のお気に入りのシャンプーに混ぜたりするやり方
いきなりシャンプーを変えるのは躊躇すると思います
こちらの商品はカタラーゼの高濃度液です
こちらを今使っているシャンプーに3:1くらいの少量混ぜてシャンプーするだけです
もしくはスプレイヤーに入れてシャンプー時に少しかけてあげるだけです
なのでいつも使っているシャンプーがある方でも全然大丈夫です!
欲しい方はこちらまでお問い合わせください
08052136822
化粧水で白髪予防
SODの入ったものを化粧水として使う
SODは直接食べても吸収されないので意味がありません。
しかし体の外に使うのは別。酵素が生きたまま作用します
大豆イソフラボン化粧水を使う
大豆には高分子の抗酸化酵素のSODやカタラーゼが入っていませんが、ポリフェノールを多く含んでいます。
ポリフェノールは低分子の抗酸化物質。
そして化粧水も数多く販売されていて値段も安いので気兼ねなしに使えます。
顔や肌に塗っても良いですし、パーマやヘアカラーのあとの活性酸素を取り除くためにも髪の毛や頭皮に付けても良いです。
ちなみに大豆イソフラボンの入った化粧水を髪の毛に付けたからと言ってパーマが落ちたり色が落ちることはありません。
普通の水と同じです。
まとめ
白髪になる原因をなるべく抑える為には
白髪染めは美容室のカラー剤で活性酸素を頭皮に残さない
シャンプーと化粧水で活性酸素を除去するものを使う(外部からの高分子の抗酸化剤の吸収)
食事で取り入れる(内部からの低分子抗酸化剤の吸収)
が必要です
それには市販のカラー剤をなるべくやめ
特にシャンプーやトリートメントを使うのがオススメです
なぜなら毎日使うものなので、面倒になったり忘れたりすることがありません
また、当店では、こちらの商品の他に
やっぱり美容室でのカラーも気になってしまう
という方に
白髪染めの際になるべく頭皮につけずに塗布する
というサービスもやっておりますので
もし気になる方はカウンセリング時におっしゃってください
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